2016.06.06更新

歯とは直接関係のない体調の不調、たとえば片頭痛が続くとか、肩こりがひどいというようなことが、お口の中の問題で起こることがあります。
これらを不定愁訴といいます。

 

【不定愁訴とは?】

不定愁訴、「ふていしゅうそ」と読みますが、この言葉自体、あまり聞き慣れないものであると思います。
不定愁訴とは、たとえばインフルエンザであれば、インフルエンザウイルスに感染して熱が出たり悪寒がしたりというように、原因が特定できています。
しかしこれとは違ってこれっ!という原因がはっきりしないが、身体に異常がみられるという状況を患者様が訴えていること、これが不定愁訴です。

 

【歯科領域における不定愁訴について】

歯科領域の場合、不定愁訴が起こる多くの原因は、咬み合わせの悪さです。
咬み合わせを治していく、整えていくことで、身体の不調も解消されていくケースが多いです。
症状としては、肩こり、片頭痛、めまい、歯ぎしりやくいしばりなどが多くみられます。

歯科医師目線ですと、ここまではっきりとわかっているのですが、問題は当の患者様が、その体調の悪さが、咬み合わせから来ているという認識に、なかなかたどり着けないことです。

冷静に考えれば、分からんでもありません。
専門的な目線で見れば、もしかして咬み合わせが原因かも?と考えることが可能ですが、普通に肩こりがひどくて・・・となれば整体などに通うでしょうし、頭痛がひどいとなれば内科を受診するでしょう。
めまいとなれば、耳鼻咽喉科に行く方が大半かと思います。
肩こりが・・頭痛が・・・めまいが・・・と、歯医者へ行く人なんて、逆に不思議な人だなとなってしまうことでしょう。

でも事実、このようなことでお悩みの、その原因が咬み合わせとなれば、残念ですが整体や内科、耳鼻咽喉科に通っても治ることはありません。
咬み合わせを調整しなければ、根本的な原因が解消されていないので治らないのです。

方々、いろいろな診療科に行ってみても解決しない不定愁訴や、マッサージや鍼治療など、色々試してみても、良くなるのはそのときだけで、すぐに症状がひどくなるという不定愁訴の場合、もしかしたら咬み合わせが原因かも?と疑っていただいて一度、吉川デンタルクリニックへご来院いただければと思います。


【不定愁訴における治療】

先ほどから何度もお話していることですが、不定愁訴の治療となるとその多くが、咬み合わせの治療になってきます。
歯並びがガタガタ、咬み合わせがかなり悪いということになりますと、歯科矯正治療が必要になってきます。
当クリニックには、月に一回、矯正専門の歯科医師が参りますので、その歯科医師と日本顎咬合学会指導医である院長の私が、タッグを組んで、患者様の治療を行ってまいります。

また、咬み合わせ・歯並びというとすぐに歯科矯正を連想されると思いますが、見た目的に、咬み合わせが悪いとは考えられないような歯並びであっても、ちょっとした詰め物の入り方や高さが適正でないだけで、咬み合わせは悪くなってしまうものです。

過去の治療の部分をしっかりとチェックして、原因となっている場所を特定できれば、その詰め物を取り外し、入り方や高さを調整して詰めなおします。
この際、当クリニックでは、審美的に優れたセラミックを使った詰め物をご提案することもあります。

 

【アマルガムについて】

お口の中にあるアマルガムに関しても、不定愁訴の原因となっていると考えられています。
アマルガムとは「歯科用水銀アマルガム」の略です。
歯に充填される歯科治療材料として、広く使われてきました。
しかしアマルガムの安全性に関して、時代とともに疑わしきと考えられるようになってきており、今ではあまり使用されなくなってきています。

この安全性という部分に値すると考えられると思うのですが、たとえば、なんらかの金属アレルギーを引き起こしているが、その原因が特定できなくて困っているという患者様がいて、追及していった結果、原因がアマルガムであったというようなケースがあります。

また、アマルガムは水銀なので、神経毒性の強い水銀が微量であっても体内に入り込むことで、頭痛やめまい、情緒不安定や睡眠障害などを引き起こす可能性もゼロではないといわれており、このような不定愁訴の原因が、アマルガムであるという可能性も考えられます。

また諸外国では、水銀が妊娠・出産そして、母乳に与える影響も問題視されており、いろいろな側面から見て考えても、アマルガムを除去していく方向性は、重要であると判断できるでしょう。

当クリニックでは審美的にも綺麗なセラミックに、アマルガムをチェンジすることを推奨しています。
セラミックであれば、金属でも水銀でもありませんので、身体に及ぼす悪影響はありません。

アマルガムがお口の中にある方は、一度ご相談ください。

投稿者: 吉川デンタルクリニック